腸内環境が悪い状態とは

腸内環境が悪い状態とは、腸の働きがわるくなり食物の消化吸収に問題が起こる状態と言い換えることができます。
わかりやすい例を挙げると、おなかを下している時や便秘の時など、おなかの調子が良くないと感じるときには、腸内環境は悪い状態になっていると考えられます。

腸内環境が悪いままにしておくと、排便だけではなく、体全体に影響が及ぶかもしれないことが、近年の研究でわかってきました。
腸内環境が悪い状態はなぜ起こるのか、腸内環境を知る方法と、腸内環境をよくするためにはどうすればよいのか、その対策をご紹介します。

目次

腸内環境が悪い状態とは

ヒトの腸内には1,000種類100兆個以上の細菌が棲みついているといわれ、腸内細菌叢と呼ばれています。「腸内フローラ」という名前の方が身近かもしれませんね。
この腸内フローラが排便や食物の消化・吸収といった働きに大きな影響を及ぼしていることが知られるようになり、腸内環境がますます注目されるようになりました。

ヒトに及ぼす影響の特性から、腸内に棲む、ヒトにとって良い働きをする菌をまとめて善玉菌と呼び、腸内環境を悪い状態にする菌をまとめて悪玉菌と呼んでいます。

腸内は善玉菌と悪玉菌だけで構成されているわけではなく、腸内で優勢な勢力に加勢する日和見菌が大勢を占めていることがわかっています。
人によって腸内細菌の種類は大きく異なりますが、その働きをする菌のバランスは、基本的には、日和見菌が一番多く腸内に棲んでおり、次に多いのが善玉菌、悪玉菌は少数という構成になっています。

腸内環境が悪い状態とは、何らかの原因で善玉菌よりも悪玉菌の勢力が大きくなった状態ということができます。

腸内環境が悪い原因

腸内環境が悪くなる原因には、いくつかの要因があります。

  • 体外から有害な菌や物質などが入ってくることでの腸内環境の悪化(食中毒など)

  • 毎日の食事内容から悪玉菌が増えた結果、腸内環境が悪化

  • ストレスや不規則な生活、運動不足などによって悪玉菌が増え、腸内環境が悪化


  • 体外から有害な菌などが入ることで一時的に腸内環境が悪化する場合がありますが、ずっとその状況が維持されるわけではなく、しばらくすると元の腸内細菌のバランスに戻ります。

    このように、体外からの要因によっておこる腸内環境の悪化の多くは一時的なものですが、日々の食事内容や生活習慣、ストレスによって引き起こされる腸内環境の悪化が続くと、体全体の調子に影響を及ぼす可能性もあります。

    腸内環境が悪いかどうかを見極める方法

    腸内環境が悪いかどうかを知りたいときに、一つの目安となるのが便の色や形、匂いです。
    腸内環境がよい時は、色は黄色から黄褐色でバナナ状の便がするりと出ます。匂いはあっても不快なにおいではありません。
    下痢などの泥状や水様の便、こげ茶から黒色に近い色で硬く匂いもきつい便の場合は腸内環境がよくないサインです。

    腸内環境をよくするには

    腸内環境を左右する腸内細菌は、腸内を流れてくる栄養素を取り入れることで活動しています。食物繊維が不足し、たんぱく質や脂質が中心の食事をしていると、悪玉菌が増えやすくなり、腸内環境が悪化します。排便の頻度にもよりますが、便は1~3日前に食べたものに影響されていますので、どんな便がいつ出ているかをチェックすることで、食事内容の見直しに役立てられるとよりよいですね。

    また、運動不足や不規則な生活、ストレスも腸内環境や排便に影響があります。便秘になると悪玉菌が増えてしまいますので、体を動かし規則正しい生活を送ることを心掛けましょう。

    腸内環境を整える食べ物については、下記ページにてご紹介していますので、合わせてごらんください。